続く!自律神経を整える!「笑い講式3行日記」の書き方

出典:日本笑い学会
3行日記の新しい書き方をご紹介
いま、早寝早起きをして健康的な生活をしたいと望む人に「3行日記」が人気です。
3行日記とは、順天堂大学医学部の小林弘幸先生が開発した日記の書き方で、
就寝前に3つの項目について1行ずつ日記に書くだけで、自律神経が整えられ快眠できることがメリットです。
今回は、3行日記を試してみたけれど効果が得られなかった、あるいは、
3行日記を続けられなかったとお悩みの方におすすめの「笑い講式3行日記」の書き方を紹介します。
3行日記とは
3行日記を開発した順天堂大学の小林弘幸先生の専門は自律神経研究。
自身で10年間つけていた3行日記の書き方を公開したところ、自律神経が整える効果があることで評判を呼び、
3行日記の指南書や3行日記用の日記帳が販売されるまでになりました。
3行日記の書き方はいたってシンプルで、次の3つの項目について1行ずつ日記帳に記入するだけです。
- 今日いちばん失敗したこと
- 今日いちばん感動したこと
- 明日の目標
日記に記入する内容は、嫌なこと(失敗)と良かったこと(感動)を踏まえて明日の目標に活かすという 「改善」のプロセスを分割したものであり、実利をともなった使えるテクニックになっています。
各項目を記入する順番にも理由があり、(1)失敗→(2)感動→(3)目標の順に書くことで、 ネガティブな感情をポジティブにし、明日へのモチベーションにつなげていく効果があるそうです。
なお、3行日記を普段使用しているスケジュール帳に書くとタスクに目が行ってしまい交感神経を刺激してしまうので、 3行日記は別に用意した日記帳につけていくのが推奨されています。
笑い講式3行日記
3行日記を書こうとしても何を書いていいのか困って続けられない方や、
なかなか寝付けないかたには「笑い講式3行日記」をおすすめします。
笑い講とは山口県防府市で800年以上も続けられいる神事で、
講員(神事の構成員)が次の3つのことを頭に思い浮かべながら3回ずつ大声で笑う祭りとして知られています。
笑い声の第1声は今年の豊作を喜んで、第2声は来年の豊作を祈って、第3声は今年苦しかったことや悲しかったことを忘れるために笑います。(出典:防府市HP)
それぞれ、良かったこと、目標、嫌なこという要素になっており、
順番が異なるだけで3行日記で書く内容と実に似ていると思いませんか。
笑い講の講員たちは、3行日記が登場するはるか前からこのプロセスに則って笑いながら、
農業コミュニティの維持や成長をさせ続けてきたのです。
この知恵を3行日記に導入したのが「笑い講式3行日記」です。
「笑い講式」では寝る前に次の3つの項目を行います。
- 今日一番面白かったことを書いて笑う
- 今日の苦しかったこと、悲しかったことを書いて笑い飛ばす
- 明日の笑いの目標を書いて笑う
また、3行日記風に使用するなら、記入する順番は(2)→(1)→(3)としてみてもよいでしょう。
笑い講式3行日記は3行日記に比べてさらにメリットが2つあります。
メリット1 日記を続けやすい
日記が続かない主な理由は、書くことが決まっていないことです。
笑い講式3行日記では、笑いに焦点を当てることで書く内容に迷いが無くなり、日記が続きやすくなります。
メリット2 笑いで副交感神経を優位に
当コラムの記事「睡眠不足解消の特効薬は「笑い」にあり!」では笑いには自律神経を整え、安眠をもたらす効果あることを取り上げました。
笑い講式3行日記では、寝る前に笑うプロセスがあるため、3行日記の安眠効果に加えてさらなる安眠効果が期待できます。
さらに、NK細胞の活性化、ストレスの緩和、血糖値の上昇抑制、アレルギー反応の抑制、脳の活性化等々、各種の健康効果も期待できます。
まとめ
800年以上も続く笑い講で培われた知恵を3行日記に活かした笑い講式3行日記の書き方はいかがでだったでしょうか。
有効に自律神経を整えることができる仕組みになっていますので、ものは試し、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
一生、楽しくあなたの生活習慣を整えてくれる相棒になること間違いなしです。