笑いの名言集 実業家編
「笑い」はどう使われているのか?
ありふれた行動である「笑い」に関して人々がどのように捉えているのか、さまざまな名言から探ってみる「笑いの名言集」シリーズ。 第二回は、実業家の笑いに関する名言を紹介します。名言は以下の名言集の「笑」をキーワードでサーチした結果を用いました。 なお、名言は検索結果を全数紹介するのではなく、より著名な人物の名言に絞って紹介します。
実業家の名言
前掲データベースに登録されている名言の中から「実業家」の肩書を持つ人々の名言を集めました。
スティーブ・ジョブズ(Apple共同創業者 1955-2011)
- 泣きたいときは泣けばいい。笑いたいときは笑えばいい。自分を隠して生きたって楽しくないだろう?
スティーブ・ウォズニアック(Apple共同創業者 1950-)
- 幸福になることが人生の唯一の目的です。そして一日に何回微笑むかがその人の人生を測る唯一の尺度です。

スティーブ・ウォズニアック
ビル・ゲイツ(Micorosoft共同創業者 1955-)
- 自分が出したアイデアを、少なくとも一回は人に笑われるようでなければ、独創的な発想をしているとは言えない。
松下幸之助(パナソニック創業者 1894-1989)
- 物作りはな、物を作ってはあかん。物の先にある笑顔を想像できんかったら、物を作ったらあかんのやで。
- 経営者の決断ということに関して言えば、とらわれた心を持って事を判断してはいかんということです。名誉欲にとらわれたり、世間の評判にとらわれたりしない。そういうものにとらわれないで、笑えば笑え、自分は正しい道を行くんだという強さが一面になかったらいけませんな。

松下幸之助
アンドリュー・カーネギー(「鉄鋼王」 1835-1919)
- 笑い声のないところに成功はない。
- 自分にもっと自信を持つために、(自分の中に)愛・誠実・確信・笑い・善意を取り入れなさい。
- 財産よりも、もっと尊いのは「明るい性格」だ。人間の心も体と同じだ。日陰(ひかげ)にいるのではなく、日光の照る場所に移るべきだ。困ったことがあっても、笑いで吹っとばしてしまおう。さあ、日の当たる場所に出ようではないか!
- 明るさっていうのはさ、無理やりつくるものなんだよ。とにかく、口の両脇を上げて、目を細めて、笑顔をつくる。誰だって気分が落ち込むことはあるけど、それに周囲の人までまきこむ権利なんて、君にはないんだよ。明るい場づくりができないやつは、リーダーにはなれないよ。明るい気持ちがあると、失敗しても立ち直りが早いし、失敗することも怖くなくなるからね。

アンドリュー・カーネギー
ウォルト・ディズニー(ディズニー創業者 1901-1966)
- ディズニーの成功を支えている最も重要な要素は、遊び心と好奇心だ。遊び心とは、笑うことを愛する、というアピールをする気持ち。好奇心とは、常に人間の心にあって、想像力によって刺激されて生まれたものだ。

ウォルト・ディズニー
藤田田(日本マクドナルド、日本トイザらス創業者 1926-2004)
- 健全なる肉体に健全なる精神が宿るように、笑顔の店には金が宿る。
- 私たちのビジネスは、人間の味覚という実に微妙なものを相手にしている。それは気候や風土、民族の多様性を越え、いつ、どこで、誰がやっても、同じ笑顔で、同質の味を提供できる。私たちはマクドナルドのハンバーガーという普遍性を備えた「文明」を売っているといってもいい。
山内溥(任天堂創業一族3代目 1927-2013)
- 人間は有限でしょ。私に辞めろと言う人はいない。自分で決めるしかない。ちょうど、きりの良いのが21世紀。私は、自分が目指してきた任天堂の路線が、現実との間にどれぐらいの違いが生じるのかを、見届けたいと思っている。ぜいたくかもしれないが、思った通りになって、会心の笑みがこみあげる中で辞めることができたら、これほどありがたいことはない。その節目で、決断したい。
三澤千代治(ミサワホーム創業者1938-)
- 新幹線のように走ることも結構だが、それよりもむしろ、少々のことがあってもへこたれない、仮に難しい問題に直面してもニコッと笑って引き受け、充分耐えていけるようになることだ。
集計
それぞれの「笑い」の意味合いは、前回の哲学者の場合とは大きく異なり、笑いを肯定的な「楽しい気持ちと連動するもの」という意味で用いているものがほぼすべてでした。 実業家らしく、「商売や組織に笑顔は大事」「苦しい時に笑おう」という趣旨のものが多くみられました。
ピックアップ名言
最後に筆者の心に残った名言を3つピックアップします。
スティーブ・ウォズニアック「幸福になることが人生の唯一の目的です。そして一日に何回微笑むかがその人の人生を測る唯一の尺度です。」
どれくらい幸福かを笑顔の回数で測ればよいという考えは、わたしたち笑い計測プロジェクトWARAI+と同じ考えで驚きました。
幸福さ定量的把握のためには、氏の指摘する笑顔だけでなく笑い声やお腹の動きも活用できるでしょう。
人々の幸福度を普段どれくらい笑っているのかという指標で測る日がもうすぐ到来するかも?
松下幸之助「物作りはな、物を作ってはあかん。物の先にある笑顔を想像できんかったら、物を作ったらあかんのやで。」
使用者の笑顔を想像してモノづくりをするという考えは、商売の基本でありつつ忘れやすいものです。とても大事なことだと改めて考えさせられました。
ビル・ゲイツ「自分が出したアイデアを、少なくとも一回は人に笑われるようでなければ、独創的な発想をしているとは言えない。」
他と同じサービスでは他を抜きんでることは難しいということを知らせてくれる言葉です。禅画に笑う僧が描かれるように、禅の世界では悟りと笑いの親和性が高いです。他人から笑われるようなもの、というアイデアはたんに独創的なだけでなく、案外真に通じているのかもしれません。
みなさんの心に残る名言は見つかりましたか?
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「昨日どれくらい笑いましたか?」 iOS版もリリース。AIで笑いを可視化するWARAI+を取材しました。