HIKAKIN動画の笑い声を人工知能が解析!
人工知能の実力試し?
わたしたちWARAI+では、笑い声を検出する人工知能を開発しています。 学習を重ねるごとに高性能になっていく人工知能ですが、 今回は新しくiPhone版アプリのWARAI+Recorderに実装されたバージョンの人工知能を試したいと思います。 Youtubeの人気投稿者、HIKAKIN(ヒカキン)さんの動画を素材に笑いの検出をしてみました。
10分間笑うだけの動画がある
笑い声がうまく検出できるか試すためには、どんな動画でテストすればよいでしょうか。 まず、当然ながら誰かが笑っている動画を用意する必要があります。 くわえて、人工知能の実力を公平に評価するためには、まだ人工知能に学習させていない動画でテストすることが望ましいです。 予習なしの抜き打ちテストで、本当の実力を測ろうということです。 今回は、iPhone版WARAI+Recorderリリース後に投稿された、Youtubeの人気投稿者HIKAKIN(ヒカキン)さんの「10分間前全力で笑い続けてみたwww【ノーカット・耐久シリーズ】」を題材に笑いの検出を試みました。
この動画はHIKAKINさんがただただ10分間笑い続けるということにチャレンジした内容になっています。 途中、息切れ等で笑っていない時間もわずかにありますが、笑いはじめから終わりまで、ほとんどの時間で笑っています。 なお、実際にやってみるとわかりますが、1分間でもゲラゲラ笑い続けるのは相当大変な運動です。
いざ動画を検証!さまざまな笑い声を検出!
動画全てを人工知能の解析にかけて、動画内の音声の「笑いらしさ」の判定をしてもらいました(下図)。 赤線より上の区間は人工知能が「笑い」と判定したことを表しています。

投稿された動画の笑い声を解析
動画内でHIKAKINさんが笑っているのは、挑戦中の0分4秒~10分4秒までと、挑戦終了後の数回です。 挑戦中の笑い声にはエフェクトが掛かっているうえに、多種多様な笑い方をされていますが、おおよそ全ての笑いを人工知能が「笑いっぽい」と判定していることがわかります。 また、動画開始時のオープニング・ジングルや10分間笑った後の区間(図中の赤矢印)では、判定がほぼ赤線以下に下がり、人工知能が「笑いではない」と判定しています。 どうやら笑い声と話し声の弁別におおよそ成功しているようです。なお、わずかに判定がうまくいっていない区間もありますが、 そうした「失敗」のデータを学習に回してさらに賢くできるところが人工知能の利点です。
アプリDL/カスタマイズもあります!
繰り返しになりますが、今回の動画の解析に用いた人工知能はiPhone版WARAI+Recorderに搭載されています。
笑いは健康増進に効果があるということがわかってきました。
HIKAKINさんも「健康によさそう」と感想をおっしゃっています。
「笑いの歩数計」であるWARAI+Recorderで一日10分間笑うことにトライしてみてはいかがでしょうか。
iPhone版の特長はWARAI+Recorder iOS版リリース!をご覧ください。
さらに、WARAI+では、ソフトウェアの様々なカスタマイズを受け付けております。 たとえば、特定の話者の音声を追加学習させることで飛躍的に精度を向上させたりすることができます。 お問い合わせフォームからご連絡ください。
【WARAI+からのお知らせ】
- 人工知能専門の情報メディアAINOW(アイノウ)に掲載されました。ぜひご覧ください。
「昨日どれくらい笑いましたか?」 iOS版もリリース。AIで笑いを可視化するWARAI+を取材しました。