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コラム

ごあいさつ

WARAI+(ワライプラス)のコラムへご訪問いただき誠にありがとうございます。
さて、記念すべき第1回は、WARAI+について簡単にご紹介します。

WARAI+は、株式会社大成情報技術の中で立ち上げられた、「笑いを測定して社会の様々なことに役立てていこう」というプロジェクトです。

WARAI(笑い)を様々なことに+(プラス)に作用させる、という意味を込めてWARAI+(ワライプラス)と命名しました。
私はプロジェクトリーダーの池田資尚(いけだもとひさ)と申します。

どうぞよろしくお願いいたします。

笑いを計ることの意義

さて、WARAI+の本部は大阪にあります。
「大阪?やっぱり。またオカシなことを始めた奴がいるんだなア」と思われる御仁もいらっしゃるでしょう。

私は笑いの測定を研究し始めて9年ほどになりますが、ときに、笑いを測定することはオナラを測定することと同じくらい奇妙なことに取り組んでいると思われてしまうこともあります。
でもちょっと待ってください。
われわれ人間にとって、笑いはなくてはならないもの。
笑いが無かったらとても困ることになるのです。

関西大学教授で日本笑い学会会長の森下伸也先生は、笑いの効用として次の3つの効用を挙げています。

笑いの効用
  • 生理的効用
    重い膠原病からの回復、風邪予防、ストレス解消、鎮痛、がん予防
  • 心理的効用
    気分がよくなる、緊張の緩和、カタルシス(浄化)、抑圧された欲望の解放、自己防衛機能
  • 社会的効用
    人と人との距離を縮める、集団凝集性の強化と排除、社会化と社会統制、攻撃性、風刺と社会批判

    森下伸也, 2005, 『もっと笑うためのユーモア学入門』 新曜社.

詳しい解説は省きますが、要は笑いには生理的、心理的、社会的にさまざまな効用があるということです。

笑いを計ることによって、これらの3つの効用を測ることにつながるのです。

たとえば、ある人の日々の笑いの量を計ることで、その人がどれくらい肉体的・精神的・社会的に健康的な暮らしをしているのかがわかります。
なるほど、言われてみればそうかもしれない、と少しは思っていただけたでしょうか。

いまはなんとなくで結構です。
このコラムでは、そうした笑いに関する様々なトピックを扱っていきます。
読み進むうちに、あなたも笑いファンになっていただければ幸いです。

WARAI+の笑い計測ツールを使った様々な実例も紹介していく予定ですのでお楽しみに。

最後に、オナラ派(?)の名誉のために補足しておきますが、オナラも身体機能としてとても大切で、ちゃんとオナラができているか測定する医療用機械もあるんですよ。

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