笑って楽しむ!笑いのデジタル・アートの世界
笑って楽しむデジタル・アートがある
今年、みなさんはお花見には行きましたか? 桜の見ごろはほんの1週間ばかりなので、お花見に行きたいと思ったころにはもう散ってしまっていて見逃したというかたも多いのではないでしょうか。 今回は2016年の大阪梅田の阪急うめだ本店で行われていたちょっと変わったお花見スポットを紹介します。 また、スマートフォンで手軽にデジタルアート体験ができるアプリ「WARAI+Sensor」もご紹介します。
笑顔でサクラサク!鏡に向かって笑顔をつくろう!
阪急うめだ本店一階のショーケースに、一風変わった青色の台が設置されていました。
台には「鏡に向かって、さあ笑顔!ウインドーに、桜のメッセージが咲きます。」と書かれていました。
鏡に向かって笑えということなので、指示通りにやってみましょう。
すると、鏡のとなりの巨大なスクリーンに次々と桜が咲いていき、満開になります。
よく見ると鏡の下にカメラがありますので、それを使って笑顔を認識し、デジタルの桜を咲かせてくれる仕組みになっているようです。
なお、この笑顔認識システムはソニー製だそうです。 ソニー製のデジカメ、ビデオカメラ、スマートフォンなどには笑顔認識システムが入っていますのでその応用版ということですね。
花の中には、「君が笑うと世界も笑う」というコメントのほかに、「良くできました」「大変よくできました」というコメントが書かれていました。 笑顔の内容も評価しているのでしょうか。
「山笑う」というコメントも出てきます。
春に山が明るく色づくさまを「山笑う」と表現しますが、そもそも「笑」は「咲」を語源としているのをご存知ですか? 旧来、「咲」で人間が口をあけて笑うことを意味していたのですが、次第に人間が笑う時には「咲」の口へん以外の右側が変形した「笑」が使用され、「咲」は花専用の言葉となりました。 昔の日本人は、人間の笑顔と花が咲く様子を「パッと明るくなる様子」というイメージで重ね合わせてとらえていたんですね。
そのほか、このデジタル・アートでは、男性が使うと「男前」と出てくるなど性別の判定もしているようで、様々なコメントが出てきて笑って楽しめます。 普通は、デジタル・アートを見てその結果として笑顔になるのですが、このデジタル・アートは笑ってその結果デジタル・アートが動いて、それを見てまた笑顔になることができるという、笑いの循環・増幅効果を有するシステムになっています。
スマホで体験する笑いのデジタル・アート
残念ながら今年はすでにこの笑顔でサクラを咲かせるデジタル・アートの展示は見かけませんでした。 いつでも、どこでも気軽に楽しめるデジタル・アートとして株式会社大成情報技術の「WARAI+Sensor」をご紹介します。
動画でもご紹介しているように、このアプリの使い方はとっても簡単。 アプリをインストールしたら、立ち上げてただ笑うだけです。 普通に話をしているだけでは、青色の波紋を描くだけなのですが、WARAI+Sensorに搭載された人工知能が入力された音声を「笑い」だと判断すると、画面にきれいな黄色の波紋を描きます。 画面一色、黄色になるくらい笑うのは意外と難しいので皆さんもぜひ挑戦してみてください。
本コラムでもご紹介したように、笑いには健康増進効果があることが報告されており、こうしたデジタル・アートを使って笑えば楽しく健康に近づくことができます。 また、店舗用の簡易的デジタル・サイネージとして採用すればお店の雰囲気を明るくするのに一役買ってくれます。 現在はAndroid版のみのリリースがですが、iPhone用のアプリも近日リリース予定です。 無料ですので是非お試しください!